【実例】腕が痺れて痛い。~頸椎症~
2020.05.18
肩痛

九州大学伊都キャンパス近く ハスノハナ・メディカルケアオフィスより

3週間ほど前に寝違えた後、胸・肩甲骨あたりから腕の外側にかけて放散するような痛みがあり、それが治らないという患者さんがお見えになりました。

ぱっと見でも、いえあゆる猫背の状態が強く、首肩周りは窮屈そうだった。

お話を聞くと10年くらい前には、時期は違うけど左右の肩が五十肩になったことがあるとの事。

片方だけは良くある話だけど、両肩となるとそのしんどさは容易に想像できます・・・・。

今でも左肩には固さが残っていて動きが悪い・・・。生活には特に支障はないようですが。。

首を細かく調べてみると、頚椎の5番に問題があることが分かった。頚椎というのは首の骨のことで、ここから肩や腕・手指まで神経が伸びている。

つまり頚椎に何か問題が起こると、肩から指先に症状が起きる。

【下図参】例えば、頚椎の6番に問題が起これば、親指~人差し指周辺がに症状がでます。(図の腕青部分)

頚椎7番に問題があれば、中指(図黄色部分)。

といった形で決まってくる。

今回の患者さんのケースでは、頚椎の5番に問題がある。その結果、腕の外側(図赤点部分)に放散するような痛みが出てしまっているという事が分かる。

治療としては、頚椎の5番を治す必要があるのだが、問題は「なぜ頚椎が悪くなっているのか?」という事。

今回は左の五十肩の後遺症が問題だと分かった。ここを治しながら全体の施術を進めると、2回の治療で症状は取れた。

10年前の故障やケガであってもそれが原因で、今の症状を作り出していることはよくある。

過去に大きなケガはもちろんだが、手術の傷跡でも後々問題となりやすいので、痛みや症状が続いている方はその辺もチェックした方がいいですよ!

 

 

 

 

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