九州大学伊都キャンパス近く ハスノハナメディカルケアオフィスより
ランナーの方で、右太ももの外側~後面・右膝の外側が痛くなったとのご相談がありました。調べるといわゆる坐骨神経痛。右足に力が入りにくくなっていることからも神経性の症状がうかがえる。膝を深く曲げる動作も痛いとの事。
検査すると腰椎(腰骨)の5番が悪くなり神経痛が起きている。坐骨神経痛の場合は、腰椎の4・5番に問題が起こることが多い。今回もそのパターンだ。
治療ではここからさらに深入りして、「なぜ腰椎5番が悪くなっているのか?」という事を考える。そこが根本原因であり治療ポイントだ。
原因は腸腰筋というお腹の筋肉。この筋肉が原因で腰痛はもちろん、坐骨神経痛が起こる事はかなり多い。治療後はかなり痛みも取れ、多少のツッパリ感程度に。このまま治療を2~3回するうちに完治するかな。と思っていた・・・。
しかし2回目ご来院の際、また痛くなったとの事。。調べてみるとまた腸腰筋が固くなっており、その他にはこれといって原因になっていそうな所はない。ランニングもまだ再開してないし・・・.。
ランナーAさんが「この筋トレをしているせいでまた腰が悪くなったんですかね?!」とおっしゃった。↓↓
「・・・Aさん確かにそのせいかもしれません。」特に片膝だけ立てているため、片側の腸腰筋の負担が大きくなりやすい。
そもそも腰痛持ちの方は、普通の腹筋も腰椎への負担が大きくなるためあまりオススメできない。
腰痛持ちで腹筋や体幹を鍛えたい場合は、まずはプランクなど体幹を保持するようなトレーニングがオススメです。
ランナーAさんには治療後に、腹筋のトレーニングは控えてみてまた痛みがもどってこないかチェックしましょうというアドバイスをしてその日は終了。
1日でも早く、走れる日が戻ってくることを願っています!
当院では痛みの治療はもちろん、運動される方に対してはリハビリ~競技パフォーマンスの向上を目的としたケアサポートも行っております。
長引く痛み、くり返すケガでお悩みの方はどうぞご相談下さい。