「肩こり・腰痛のついでに生理痛もひどいんです。」というご相談をよく頂くのですが、生理痛ってどうやって改善していけばいいのでしょう?
そもそも生理痛ってなぜ起きるのでしょうか?
原因としては子宮が過収縮する事で痛みや不調が起こります。ではなぜ子宮が過収縮を起こしてしまうのかと言うと、3つポイントがあります。
<その1>月経血がドロドロになってしまっている。
月経血がドロドロになっていたり、固まっていたりすると、それを排泄するために子宮が頑張って収縮しなきゃいけないという事で生理痛の原因になります。
<その2>プロスタグランジン(生理活性物質)の質。
この物質が子宮の収縮を促すわけですが、実は食べ物によってプロスタグランジンの質が全く変わってきます。この件については後ほど・・・
<その3>体のゆがみ。
筋・骨格系のゆがみが大きくなると、血液循環が悪くなり内蔵機能も低下します。すると生理の際、月経血を排泄しにくい環境になっているため、子宮を過収縮させて何とか排泄しようと頑張ります。
他にも色々な要素はあると思いますが、大きく分けるとこの3点が重要です。これらに気をつけるとひどい生理痛でも治まってきます。
原因その1・2に対する治療で共通して大切になるのが、『油の取り方』です。油の取り方を変えると、月経血がサラサラになったり、無駄に子宮が収縮せずに済みます。女性ホルモンも油からできているため、ホルモンの質も変わってきます。生理痛だけではなく不妊でお悩みの方も、まずは油を変えましょう!
○炎症誘発・血管収縮させる油。(悪い)
オメガ6系・・・サラダ油・ごま油などは取らない方がいいです !いわゆる安い油ですね。体に炎症が起きやすくなったり血液をドロドロにしてしまいます。
他にも肉・卵・乳製品など脂質や糖質の取り過ぎも生理痛を強めてしまいます。
○炎症抑制・血管拡張させる油。(良い)
加熱する場合はオメガ9系・・・オリーブ油。
生の場合はオメガ3系・・・エゴマ油。アマニ油。
これらの油は炎症を抑え循環も良くなるため、生理痛が軽くなります。
現代人は圧倒的にオメガ6系や脂質・糖質の取り過ぎていますので、まずはこの比重を減らす事が大切です。水分不足の方も多いので、水やルイボスティーでしっかり摂取しましょう。
生理痛も放っておくと婦人科疾患に発展してしまうこともあります。月経血がドロっとしていることで上手く排泄できずに、酸化した血液・古い血液が残ってしまう事で子宮筋腫になったりします。
またそれが逆流する事で卵管に行ってしまい子宮内膜症になってしまったりする方もいます。
これらが不妊の原因にもなると言われています。
原因その3に対しては、骨盤周りをしっかり調整しつつ全体の歪みをとる事で、内蔵機能や血液循環が良くなり、月経血を排泄しやすくなります。結果、生理痛が治まりやすくなります。
生理痛をできるだけ改善しておく事は体にとって大切なことです。生理痛で悩まされない体質にしておきましょう!